概要
- 最近いろいろな方(社内、社外含め)に、エンジニアチームどうですか?良くなってますか?という質問を頂きます
- naoya さんってどうなんですか?やっぱりすごいですか?とも
- その度に「良くなってますよー」と返事をするのですが、肌感としてはあるもののしっかり言語化できていない
- そこで、naoya さんがCTOとして今年の春に一休に来てからをちょっと振り返ってみた
- 振り返ってみるとたった4ヶ月ということに驚いています :eyes:
良くなったと感じていること
- サービス開発の体制
- 技術基盤への投資
- 採用活動
- 情シスの整備
- エンジニアの働く環境
それぞれについて
サービス開発の体制
抱えていた課題
アクション
サービス開発チームにディレクターを配置した
- 一休.comレストランのスマホアプリ開発チームで実際に配置
- エンジニア出身のディレクター(一休で初めて)
- 間を埋めるという役割をきっちり担ってもらう
- 今まではディレクター的な役割をなんとなくマーケティングやエンジニアのリーダーが担っていた
- やはり、ものづくりというコンテキストをしっかりと理解しているのはすごく大きかった
- エンジニア出身のディレクター(一休で初めて)
- 役割としては大きく二つ
技術基盤への投資
最初に中長期のシステム計画を立て、そのプランを実現する上での技術的な課題を明確化した
- 今までの延長線上でなく、今後はこういう形に進んでいきたいねという方向性をある程度トップダウンで明確化
- それらを実現するために、必要なチーム(技術基盤)を作りミッションを持ってもらった
技術基盤
抱えていた課題
- エンジニアのリソースの大半はサービス開発に注ぎ込んでいた
- サービスの売上拡大が求められている以上、どうしてもそうなりがち
- 横にあるレガシーコードに目をつぶりながら、開発→リリースを繰り返してきた
アクション
- 技術基盤の改善をミッションとするチームを設立
- 課題を抽出して、より開発スピードをあげる為のアクション
- 直近でやっていること
- 最近は shibayan とも一緒に改善を進めている
- フリーになったと聞き、一緒にやれないかなとつぶやいていたら、naoyaさんが「俺知ってるよ。声かけてみようか?」と言ってくれて一緒にやれないか?と相談したところ快諾いただきました
- いろいろな改善のスピードが上がっているなと感じています
- 引き続きよろしくお願いします!
データ解析
抱えていた課題
- データ解析が浸透していない
- ユーザーの行動ログが取れていない
- ETLのやり方が属人化
アクション
- 現状の全体像の整理
- Redash導入
- 社内でデータ分析基盤の勉強会
- Cookpadの青木峰郎さんに来て頂いたり等
ただ、専任チームが現状いないため改善のスピード感を出せていません。 もっともっとスピード感を上げていきたいと思っています!
採用
抱えていた課題
- エンジニアの採用に関して具体的な目標や計画が無かった
- 門戸を開いていい人が来たら採用するという形
- 運が良ければ採用できる(いい人が来てくれたら)が、悪いと全く採用が進まない
具体的なアクション
- 採用をミッションとするチームを設立
- 計画的なエンジニアの採用活動を推進
- 採用するエンジニアの基準値のレベル上げ
- 採用するポジションの変更
- 外部との関係づくり
良いエンジニアがどんどん入ってくるような良いチームにしていきたいと思っています!
情シスの整備
抱えていた課題
- 社内の情シスチームが問い合わせやトラブル対応に追われて、本来解決すべき課題を解決できずにいた
- 課題の解決方法も属人的になっていた
- 長い間、チームとしてうまく機能できていなかった
アクション
- 組織化
- 課題をチームとして解決できる体制にした
- 増員して、課題解決にあたるメンバーを増やした
- 課題をチームとして解決できる体制にした
- ロードマップの作成
- 中/長期的に一休における情シスのロードマップを作成した
- セキュリティの改善
- スマートデバイスのより効率的な管理
- 情報共有基盤の検討
- 等
- 中/長期的に一休における情シスのロードマップを作成した
エンジニア環境の変化
文化
- エンジニアが大事にしていることが組織全体に伝わるように
- 何より経営層にエンジニアが考えていること、やりたいことがしっかり伝わるようになった
道具
- エンジニアが生産性を上げるために必要な道具には積極的に投資している
- 欲しいディスプレイやキーボード、マウスなど、希望があれば購入してもらえる
最後に
- これらの意思決定には naoyaさんにサポート無しでは実現し得なかった
- 課題を抽出して、その課題を解決するためにしっかりと労力を割く
- 言うのは簡単だが、組織全体を巻き込んで進める必要があるので実際はとても大変
- シンプルに体制とミッションを紐付ける、ということはとても大事だと学びました
- 課題を抽出して、その課題を解決するためにしっかりと労力を割く
- 入社する前は naoyaさんのこと、アニメとゲームが大好きな高等遊民なのかと思ってました
- ものづくりというコンテキストにおける課題解決力は本当にすごい
- 後、めちゃくちゃハードワークなんだなと(本当にすみませんw)
naoyaさんは高等遊民でアニメとゲームばかりで仕事しない人だと思ったのに、入社したらすごい働いててびっくりしましたといろんな同僚に言われるんだがお前らそんな働かないと思ってたやつをCTOに招聘したのか大丈夫かという気持ちで一杯です
— Naoya Ito (@naoya_ito) July 21, 2016
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